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こんにちはmioです。
この記事では、キッザニア福岡で発達障害の子どもと職業体験をする楽しさと、障害者割引、最安プラン、事前準備と声かけ例までを療育者の視点で詳しく解説します。
キッザニア福岡で体験できる“お仕事体験”の紹介

まず一言!現在確認できてるだけでも約50のパビリオンと約70種類のアクティビティがあるので、1日2日では到底体験し尽くせませんので、無理のないスケジュールで行動しましょう♪
以下は、2025年現在時点での、キッザニア福岡内の公式マップです。
引用:『キッザニア福岡 公式シティマップ PDF』 https://www.kidzania.jp/fukuoka/access/map
このように、キッザニア福岡では『食・科学・公共・技術・創作』など多様な分野で子どもが実際に“職業体験”できるよう設計されています。
発達障害支援・療育の視点から言うと、こうした“自身が動くことで結果が見える体験”や“役割演技を通じた社会的役割の理解”は、集中力・構成力・自己効力感の向上につながる可能性があります。

発達障害児を連れて『キッザニア 福岡』へお出かけする際の注意点と対策
結論:事前準備・視覚支援・ペース管理を意識すれば、より安全で楽しい体験が可能です。
以下に具体的な視点と実践的な対策をまとめます。
注意点・障壁になりやすいポイントと対策
障壁・リスク | 対策・工夫 |
---|---|
人混み・順番待ちストレス | 平日や空いている時間帯を選ぶ。入場後すぐに人気パビリオンへ直行。 |
急な予定変更・混雑で体調不良リスク | 早めに帰る余裕を持ったプラン、休憩スポット確保。 |
職業体験の予約枠が満席 | 事前予約必須。体験場所を複数候補を準備しておく。 |
パビリオン内で親が同行できない場面 | アシストカード(特性やサポート希望を示す)を受付で取得しましょう。 |
雰囲気・音・視覚刺激への過敏反応 | イアヤーマフは念の為準備。予備時間を使って慣らす、混雑時は外部で休憩。 |
体調管理(水分・トイレ) | 飲み物の持参、トイレ位置確認、こまめな休憩時間設定。 |
指示理解・切り替えの難しさ | 事前に体験順を視覚化したスケジュール表を作成、パビリオン説明や流れを事前に伝える。 |
興味の偏り(好きな体験に過度集中し時間切れ) | 優先体験リストを立てて、時間配分を決め、終わり時間を声かけで意識させる。 |
これらは療育者として、現場で頻出する観点です。
特に「アシストカードの活用」「視覚的な体験順リスト」は強く推奨します。
【限定割引チケットあり】キッザニア 福岡の紹介・料金など
基本情報
- 住 所:福岡県福岡市博多区那珂6丁目23-1 ららぽーと福岡2F
- 電話番号:050-3188-5352
- アクセス:駐車場無料・バス停あり・JR竹下駅から徒歩9分
- 営業時間:【第1部】7:40~14:30・【第2部】9:30~20:00
- 対象年齢:3歳~15歳
- 料 金:
- 【一般料金】小人中人3,800~6,900円・【大人】2,100~2,800円
- 【障害手帳割引き有り】上記一般料金から半額(受給者証も可)
- ※プランやシーズンによって変わります(詳細は予約ページ)
- 公式サイト: https://www.kidzania.jp/fukuoka/

障害手帳がなくても、下のリンクからの予約で2,300円から予約できるので貼っておきます♪
施設の特徴・体験内容
- 約50のパビリオン、70種類前後のアクティビティ
- 職業体験には本物の機材・制服・素材を使いリアリティが高い。
- 各体験ごとに所要時間は30~50分程度。スーパーバイザーが補助・指導を行うので安心
- 体験後には“成果物”や報酬通貨「キッゾ」がもらえることも。
- 地元企業との連携体験(食品会社・銀行など)あり。
こうした“リアル感・多様性・成果可視化”が、子どもにとってワクワク感を支える構造になっています。
お仕事体験のメリット・療育との繋がり・効果
子どもが“疑似的に仕事をする体験”には、遊び以上の意味があります。
発達障害支援・療育観点から期待できる効果を以下に整理します。
主なメリット・期待できる効果
- 「仕事できた」「お給料をもらった」という体験は、自己肯定感を高めやすい
- 予約順序・体験時間配分・待ち時間の過ごし方など、「何を先にするか」という判断が繰り返され、時間管理感覚が鍛えられる
- 「仕事をする」「約束を守る」「役割を果たす」などの感覚を、ゲーム的・安全な環境で身につけられる
- 異なる体験を連続して行うことで、「柔軟な考え方」や「切り替えの訓練」にもなる
- 体験中には他の子どもやスタッフとの関わり、順番待ち、役割の交代などが伴うため、協調性の学びにもなる
- 幅広い仕事を体験することで「自分の好き」「得意」を見つけるきっかけになる
- 調理・組立・手作業系の仕事は手指運動・感覚調整にも効く体験となることがある
これらの効果を最大化するためには、体験前後・最中の声かけ・振り返りが重要です。
「今日は何をした?」「何が楽しかった?」「次はどうしよう?」といった対話的サポートを行うと、学びとして定着性が高まります。
子どもによって、声掛けの入りやすさなどももちろん変わります。
下記では、子どもへの上手な声掛けの仕方、関わり方、療育に対する考え方など保護者や支援者が抱える様々な問題の解決の手助けとなる本を紹介します。
キッザニア福岡でお仕事体験をする上でのお約束・注意点
体験当日に揉めないよう、以下の注意ルールを事前に把握しておきましょう。
- 人気アクティビティはすぐ予約枠が埋まります。到着後すぐ優先の体験を押さえましょう
- 多くのアクティビティでは子どもだけがパビリオン内に入るため、保護者は外で見守り。同行を希望する場合はアシストカード申請を
- 障害者手帳・療育手帳をお持ちの方は受付時提示
- 障害者割引と他の割引は併用できないことがあります
- 安全上スタッフ判断で体験が中断される場合あり。体験見学も制限されることがあります
- 滞在時間枠を超えた延長(入場時間外対応)は不可の場合あり
- 飲食スペースあり
- 来場前日23:55まではキャンセル料無料。過ぎてのキャンセル・ご返金はできない
- 走らない、通路に物を置かない、体験中スタッフ指示を守るなど、子どもにも事前にルールを伝えておく
こうしたルールを事前に家族で確認し、お子さんにも「こうしたことがあるよ」とざっと説明しておけると、当日の混乱を減らせます。