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こんにちはmioです。
この記事では、発達障害の薬物療法はどんな子どもに適用されるのか、具体的な効果や副作用、保護者が知っておくべきポイントについて解説します。
発達障害の薬物療法とは?
発達障害の治療には、行動療法や言語療法などの非薬物療法が中心ですが、特定の症状をコントロールするために薬物療法が補助的に用いられることがあります。
特にADHD(注意欠陥・多動性障害)や自閉スペクトラム症(ASD)において、集中力の向上や衝動性のコントロールに役立つ薬が使用されることが一般的です。


どんな子に薬物療法が必要?
薬物療法が必要になるのは、行動面や学習面で深刻な支障があり、日常生活に大きな影響が出ている場合です。
たとえば、ADHDの子どもが授業中に集中できず、他の子どもや教師に迷惑をかけてしまう場合や、ASDの子どもが強い不安感から自己刺激行動(自傷行為など)を繰り返す場合に、薬物療法が有効とされることがあります。
期待される効果
薬物療法には、集中力の向上、衝動性の抑制、不安やイライラの軽減などが期待されます。
たとえば、ADHDの子どもに使用されるメチルフェニデート(リタリンなど)は、脳内のドーパミンの働きを改善し、注意力や集中力を向上させる効果があります。
一方で、ASDの子どもには、抗不安薬や抗精神病薬が処方されることがあります。
治療薬の種類
治療薬としてよく使われている薬を紹介します。
自閉症スペクトラムの治療薬には主に下記のものがあります。
アリピプラゾール
- 販売名:エビリファイ錠
- 効 果:統合失調症/双極性障害における躁症状の改善/うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)/小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性
- 注 意:小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の場合原則として6歳以上18歳未満の患者に使用すること。
リスペリドン
- 販売名:リスパダール錠
- 効 果:統合失調症/小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性
- 注 意:小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性に本剤を使用する場合は、原則として5歳以上18歳未満の患者に使用すること。
ADHDの治療薬には主に下記のものがあります。
グアンファシン塩酸塩
- 販売名:インチュニブ錠
- 効 果:小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
- 注 意:6 歳未満及び18 歳以上の患者における有効性及び安全性は確立していない。
塩酸メチルフェニデート
- 販売名:コンサータ錠
- 効 果:注意欠陥/多動性障害
- 注 意:塩酸メチルフェニデート製剤の使用にあたっての留意事項について

ここではあくまで大まかな説明しかしていませんので、しっかり担当医の話を聞きましょう!
発達障害児本人と保護者の悩み・疑問
薬物療法を使うと副作用はありますか?
薬物療法には、一定の副作用のリスクがあります。たとえば、ADHDの治療薬には食欲低下、睡眠障害、頭痛などが報告されています。保護者は医師とよく相談し、副作用のリスクと効果を慎重に天秤にかける必要があります。
薬物療法を使うと一生続けなければならないのですか?
薬物療法はあくまで一時的な対処であり、成長や環境の変化によって、薬を減らしたり中止することも可能です。重要なのは、定期的な医師とのコミュニケーションをとり、子どもの成長に合わせた治療方針を見直すことです。
薬物療法以外にできることはありますか?
薬物療法は症状のコントロールに有効ですが、根本的な発達支援には行動療法やSST(ソーシャルスキルトレーニング)などの非薬物的なアプローチも並行して行うことが大切です。子どもの成長や社会的適応力を育てるためには、複数の方法を組み合わせた支援が最適です。
最後に
この記事は
- 発達障害をお持ちのお子様・その保護者様
- これから医療機関・連携機関の利用をご検討中の方
- 療育について勉強したい方
上記の方々へ向けて、お子様が社会に出るまでの一連の流れを分かりやすいよう、サイトマップにまとめています。

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