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こんにちはmioです。
この記事では、新しく拡充されたJRの障害者割引制度の対象者・料金・手続き、鉄道以外の割引制度まで、障害手帳活用法を徹底解説します。
障害者手帳とは?
障害者手帳とは、障害を持つ方が必要な支援やサービスを受けるために交付される公式な証明書です。
主に次の3種類があります。
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
手帳を持っていると、交通機関や公共サービスで割引や優遇を受けることができます。
これまでの障害者手帳割引制度
これまでJR各社では、次の方々が割引対象でした。
- 身体障害者手帳または療育手帳を所持する方
- 単独乗車であれば1種手帳所持者に限る(介護者同伴なら2種も対象)
- 割引内容は普通乗車券・定期券が5割引

つまり精神障害者保健福祉手帳を持っていても、JRでは割引対象外でした...
変更点

2025年4月1日から、大きな変更が加わりました♪
- 精神障害者保健福祉手帳所持者も割引対象になる
- 割引対象範囲が拡大
- 一人での利用でも割引適用されるケースあり
これにより、今まで割引を受けられなかった方も、大幅に交通費を節約できるようになります。
変更後の障害者割引制度
変更後のポイントを分かりやすくまとめます。
項目 | これまで | 変更後(2025年4月~) |
---|---|---|
対象手帳 | 身体障害者手帳・療育手帳のみ | +精神障害者保健福祉手帳も追加 |
割引率 | 普通乗車券・定期券が5割引 | 変更なし |
同行者割引 | 1種手帳所持者のみ同行者も割引 | 精神障害者保健福祉手帳1級所持者の同行者も対象 |
対象区間 | 片道の営業キロが100kmを超える場合に限る | 原則同じだが拡大予定あり(詳細は各社案内をチェック) |
※各JR会社(JR東日本、JR西日本、JR九州など)によって若干ルールが異なる場合もあります。


精神障害者保健福祉手帳で割引の対象になる鉄道会社・条件
【対象鉄道会社】
- JR北海道
- JR東日本
- JR東海
- JR西日本
- JR四国
- JR九州
【利用条件】
- 精神障害者保健福祉手帳を持参し、駅窓口で提示する
- 手帳に有効期限が明記されていること
- 本人確認のため、場合によっては顔写真入り手帳が求められることもあり
改札機で自動的に適用されるわけではなく、窓口での購入時に提示が必要なので注意しましょう。
鉄道会社によっては、手帳の代わりにスマートフォンなどのアプリ(ミライロID)で手続きができるところもあるので確認しておくと良いでしょう。
割引の手続き
手続きは簡単です。
駅の窓口で、障害者手帳を提示するだけ。

回数乗車券・普通急行券・定期乗車券も同様に窓口で購入できます!
鉄道以外の割引制度
JRだけでなく、障害者手帳を提示することで受けられる割引はたくさんあります。
- バス・地下鉄:自治体によっては半額・無料乗車券が交付されることも
- 飛行機:ANA、JALなどで障害者割引運賃が利用可能
- 映画館・美術館・博物館:多くが障害者割引料金を設定
- 高速道路料金割引:事前登録によりETCで自動割引される制度あり

うまく活用すれば、移動費やレジャー費用もぐっと抑えられるのでです♪


まとめ
2025年4月から、精神障害者保健福祉手帳所持者もJR割引対象になりました。
これまで対象外だった方にも、大きなメリットが生まれる今回の制度改正。
正しい知識を持って、どんどんお得に活用していきましょう!
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