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こんにちはmioです。
この記事では、福岡の『うんこミュージアム』で遊ぶ際の、注意点・療育的メリット・料金など、放デイ職員である私(mio)が安全に楽しく過ごせるコツをご紹介します。
発達障害児を連れて『うんこミュージアム』へお出かけする際の基本的な注意点とメリット
結論:うんこミュージアムFUKUOKAは感覚統合や言語発達の療育的アプローチが可能な施設として、有意義な時間を過ごせる外出先です。
ただし、発達障害児の特性に合わせた準備と配慮が必要です。
- 大きな音や光に敏感な子ども
- 初めての場所への不安が強い子ども
- トイレや移動に不安がある子ども
これらの子どもにとって、事前の見通しを立てた説明やスケジュール提示がとても大切になります。

うんこミュージアムへ行くメリットの詳細・療育との繋がり・効果など
『うんこミュージアム福岡』は、「うんこ」をテーマにしたユーモアあふれる展示や体験型コンテンツが特徴で、子どもの好奇心をくすぐります。
療育的なメリット
- 「うんこ」について楽しく語る→言語訓練・コミュニケーション力向上
- カラフルで柔らかいインテリア→感覚統合へのアプローチ
- タッチコンテンツ(デジタルゲーム)→手指の操作練習・空間認知の発達
- 一定のルールを守る遊び→ソーシャルスキルトレーニング(SST)
また、「うんこ」というテーマ性自体が、言葉の壁を越えて笑いや親しみを共有できるので、自己表現のトレーニングにもつながります。

「うんこ」は普段の生活の中で、使い所次第では良くない言葉として子どもたちも認識しています^^
しかし中には「うんこ=絶対に言ってはいけない」と強いこだわりを持つ子どももいるので、場合によっては"許される時がある"と価値観を広げ、柔軟な思考を養う場所としてもおすすめできます♪
発達障害の中には、二極思考・白黒思考の特性を持つ子が多くいます。
白黒はっきりしないと気が済まない「0か100か思考(ゼロヒャク思考)」、「ダメと思えば"絶対"にだめ」、「うんこ="絶対"に言ってはいけない」といった考え方です。
この考え方だと、将来「融通の利かない人」として、学校生活・仕事・プライベートでも、気づいた時には自分の周りから人が離れていて、どこか生きづらさを感じる人生になることがあります。
融通の利かない人とは、自分が全て正しいと思い込んでいます。そう言った人ほど「絶対」「必ず」といった言葉を使いがちです。
そうならないために早期からの療育を目的とした活動の一環として、このような場所を活用してみるのも良いでしょう。
その代わり、TPO(時・場所・場合)によっては言わない方がよい言葉ということもしっかりと伝える必要があります。

遊んで終わりではなく、遊んだ後もしっかりと伝えていくこと(振り返り)が、社会性を養うトレーニング『SST(ソーシャルスキルトレーニング)』にもつながっていきます!
『うんこミュージアムFUKUOKA』の紹介・詳細
『うんこミュージアム FUKUOKA』は、PayPayドーム横、BOSS E・ZO FUKUOKAの6階で行われているイベントです。
常設会場が東京・名古屋にあり、今後は沖縄にもできる予定です。
今回の福岡会場は、期間限定開催なので、気になる方は早めに計画を立てておきましょう。
基本情報
- 会場住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-6 BOSS E・ZO FUKUOKA 6F
- 開催期間:2025年4月18日(金)~9月23日(火・祝)159日間
- 電話番号:092-400-0515
- アクセス:
- 【電車】福岡市地下鉄「唐人町駅」より徒歩約15分
- 【車】駐車場はPayPayドームを利用・割引きの詳細はこちら
- 営業時間:平日11:00~18:00、土日祝10:00~18:00(最終入場17:30)
- 定 休:不定休(BOSS E・ZO FUKUOKAに準ずる)
- 予 約:予約不要(Webチケットは公式サイトで受付)
- 料 金:
- 【大人】1,800円~2,000円
- 【中高生】1,200円~1,400円
- 【3歳以上】500円~900円
- ※チケット価格はご入場日によって変動します。
※2歳以下は無料。但し、保護者要同伴で、保護者1名につき最大2名まで入場可能です。
- 対象年齢:3歳以上(未就学児も楽しめる設計)
- 公式サイト:https://e-zofukuoka.com/news/space/2025022129954/

会場内は、カラフルで柔らかい空間設計で、フォトスポットや「うんこトルネード」などの体験型展示・タブレットゲーム・スタンプラリーなど視覚・聴覚・触覚を使う遊びが充実しています♪


うんこミュージアム福岡で遊ぶ上でのお約束・注意点
発達障害児の保護者や支援者の方へ、以下のポイントを事前に把握・準備しておくと安心です。
注意すべきポイント
- 大音量・光刺激がある空間があるため、イヤーマフの持参を推奨
- 混雑時は待機時間が長くなることがあるため、時間に余裕を持ったスケジューリングを
- トイレの場所・動線を事前に確認しておくと安心
- 「うんこ」に関する表現がユーモラスなので、過剰反応しやすい子は事前に動画などで見通し提示を
- 出入り口が開放的な設計のため、迷子防止のために「名札」や「エアタグなどのGPS」を活用

忘れ物や迷子の心配には『エアタグ×万能キーホルダー』!
おすすめの使い方はそれぞれ1つずつ購入して、「学校に行くときはランドセル」「お出かけの時は洋服に」と使い回すこと♪
エアタグは高性能GPSな分、値段もそれなりにするので少し面倒に感じるかもしれませんが、毎回「無くしたら困るもの」に付け替える方が家計には優しい使い方です^^
洋服に付けるときは、安全ピンが外側に向くように取り付けましょう♪

さらに値段を抑えたい方&アンドロイドスマホをお使いの方は
『アンカー×100均のリング付きカナビラ』!
アンカーのAnker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Link(紛失防止トラッカー)はアイフォン・アンドロイド両方で使え、高性能かつ値段も2,000円台!
まとめ:安全で楽しいお出かけのためにできること
発達障害児との外出は、安心と予測がカギです。
事前準備
- 写真付きの「スケジュールカード」を作成し、「今から何をするか」を説明
- YouTubeなどでミュージアム内の様子を一緒に視聴する
- 「音が大きいところではイヤーマフをつけようね」とルール提示
- 迷子対策として、名札・GPSタグ・エアタグを所持するのも◎

イヤーマフは大きい音が苦手なお子様・落ち着きたい時など、様々な場所で活躍するのでひとつは持っておくことが望ましいです♪
子どもへの声かけ例
- 「ここはおもしろいうんこの国だよ!いっしょに冒険してみよう♪」
- 「もしびっくりしたら、すぐママのところに来ていいからね!」
- 「中は明るくて楽しい音もするけど、嫌な時は教えてね!」
子どもによって、声掛けの入りやすさなどももちろん変わります。
下記では、子どもへの上手な声掛けの仕方、関わり方、療育に対する考え方など保護者や支援者が抱える様々な問題の解決の手助けとなる本を紹介します。