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こんにちはmioです。
この記事では、発達障害児のための保険を紹介。万が一加入できなかった場合の対処法についても徹底解説します。
発達障害児のための保険
発達障害の保険説明の前に、まずは通常の保険について解説します。
保険には国が運営する公的医療保険と、民間企業が運営する民間保険の2種類があります。
公的医療保険の概要は下記の通り。
- 健康保険証があれば医療費の3割負担で治療を受けれる
- 残り7割は国民・企業・自治体から集めた保険金や負担金から支払われている
- 医療費の自己負担割合は年齢や収入によって変わる
- 高額医療費の自己負担額には上限がある
給付制度の種類は大きく分けて下記の6つ。
- 入院時食事療養費
- 入院時生活療養費
- 高額療養費
- 傷病手当金
- 出産手当金
- 埋葬料・葬祭費
一般的な民間保険は下記の通り。
- 生命保険
- 障害保険
- 学資保険
- 医療保険
- がん保険
- 個人賠償責任保険
民間保険とは、必要と判断した場合のみ"個人"で加入するものであり、保険会社ごとに加入条件も保証内容も異なります。
その目的は、万が一(病気やケガの治療費・入院費)の突然の出費を、保険金・給付金で補填するためにあります。
本当に保険は必要なの?
結論からお伝えします。
想定外の出費をいつでも補填できるだけの貯蓄があれば、民間保険には必ずしも加入する必要はありません。
日本の公的医療保険は世界的にもトップクラスの手厚さで、皆さんすでに世界最強の保険に加入しているのです!
保険とは、「起きる確率は低いけど起きたら人生台無しになる」こういったリスクに備えるためのもので、貯蓄の目安は300万円程あれば医療・がん保険ならほぼ必要ないと言えます。
- 貯蓄があるなら加入しない
- 貯蓄や子どもの特性で不安があれば必要最低限で加入する
- 個人賠償に関しては貯蓄300万円でも足りない場合がある
上記の通り、公的医療保険+貯蓄でもカバーできない場合は民間保険で補強しましょう。
子どものトラブルで賠償金を支払った事例
公的医療保険と貯蓄でもカバーできないような事例は数多く存在します。ここでは子どもに関わる事例をいくつか紹介します。
賠償金が発生した事例は下記の通り。
- 小学生が自転車で歩行者にぶつかり、歩行者が寝たきりになった事例で保護者に9500万円余の賠償命令
- 振り回していたバッグが同級生の顔にぶつかり、子どもの顔に一生残る傷跡が付いた事例で障害見舞金112万円余
上記の他にも、請求されていないだけで沢山の事例が存在します。
その他事例の一部を紹介します。
- 衝動性が強く、気がつくと相手の顔を殴ってしまう
- 日常的に壊す・噛む・引っ張る・押し倒すなどのトラブルがある
- 保護者不在の時、共用階段から植木鉢を落とした
- 車に石を投げ傷つけてしまった
- イタズラで脅かそうと持っていた刃物が、振り向きざまの相手の目を掠める
刃物が目を掠める事例は、視力が少し落ちた程度で済みましたが、万が一刃物が刺さり、失明でもしていたらその賠償は計り知れません。
石を投げる事例に関しても、高級車を傷つけてしまった場合、修理代は数万円~数百万円でしょう。
上記事例を踏まえ、子どもの特性や家庭の経済状況を考えた上で、民間保険も検討しましょう。
発達障害における保険の加入条件・告知義務
民間保険は、各保険会社ごとの基準でそれぞれのケースに応じて加入の判断をしています。
加入条件なども保険会社や申請者の状況によって異なり、基本的には対象者の健康状態を確認します。
保険金を受け取る可能性の高い人が加入しづらいのと一緒で、発達障害児(者)の申し込みでも同じことが言えます。
そのため、申請時の告知が必要になるのです。
告知する内容は下記の通り。
・診断名
・生活の様子
・学校の様子(成人は就業の状況)
・治療内容
・治療期間
・服薬
上記の通り、保険会社・申請者によって手続きも条件も異なるので、専門家へ相談しながら進めることが大切です。
リクルートが運営する保険チャンネル特徴は下記の通り。
- 何度でも無料で相談できる
- オンラインで相談できる
- 業界最大手が運営している
Web予約後、専門家へ「条件に合う保険」「告知した内容でも加入できるのか」相談してみましょう。
発達障害があっても入りやすい保険
発達障害でも入りやすい保険は下記の通り。
- ASJ総合保健(日本自閉症協会)
- 生活サポート総合補償制度(全国知的障害児者生活サポート協会)
上記のような障害者団体が運営する保険は、発達障害がある子でも比較的入りやすいです。
最後に
この記事は
- 発達障害をお持ちのお子様・その保護者様
- これから医療機関・連携機関の利用をご検討中の方
- 療育について勉強したい方
上記の方々へ向けて、お子様が社会に出るまでの一連の流れを分かりやすいよう、サイトマップにまとめています。