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1-10診断名はいつ・誰が伝えるのか

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サイトマップ1-10 放課後等デイサービス職員が教える 診断名はいつ・誰が伝えるのか

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こんにちはmioです。

この記事では、発達障害の診断が出た際、本人への診断名の伝え方やベストなタイミング、診断書が必要な場面を解説します。

この記事で分かること

  • 診断名を伝えるメリット・デメリット
  • 診断名を伝えるタイミング・伝え方・ポイント
  • 伝えないという選択肢もある
  • 診断書が必要なとき

診断名を伝えるメリット・デメリット

国が運営する国立身体障害者リハビリテーションセンターのHPを参考に少し要約して解説します。

メリット

  • 自己理解が深まる
  • 上手くできないのは自分のせいといったプレッシャーからの解放
  • 学校や社会で積極的に支援を受け入れるようになる
  • 進路選択の際に参考になる

デメリット

  • 抑うつや退行
  • 偏見や差別に直面する可能性
  • 努力の放棄
  • 自身や他所からの影響を受けやすく、自己肯定感を失う可能性

告知のタイミングとしては下記の表を参考にしてください。

学童期まわりの同年代の子どもとのちがいに気づき始めたとき
思春期学業や友人関係につまずき自尊心が低下したとき
青年期進学や就職など適性に沿った進路選択に悩むとき
成人期職場での対人関係や仕事が思うようにいかないとき
告知のタイミング

一般的に告知することが多いのは下記の通り。

  1. 母親
  2. 教師
  3. 医師などの専門家

上記の通り母親が多いようですが、適切に内容を伝え、かつ本人の評価もできる面で医師などの専門家による告知が適しているように思えます。

伝える時の留意点

誰が、いつ、どのように伝えるかについては、本人にとってのタイミングを大切にしながら、周りにいる親などの支援者の気持ちや状況を十分に把握し、できる限り事前に関係者同士で相談しておくことが必要です。

具体的な診断名には、本人や家族の思い込みが深くかかわる場合がありますので、事前に確認しておくことが大切です。相手の背景をよく理解しておけば、伝える側は緊張し過ぎることはありません。

本人自身が普段から気づいている気持ちや行動の具体的な特徴を例にとって説明することで、スムーズに受け入れてもらえるでしょう。

伝えて欲しいこと

伝えて欲しいことは下記の通りです。

  • 苦手なこと(短所)は別の方向からみれば強み(長所)でもあること
  • これらの特徴は脳に関連した生まれつきの性質であるけれども、成長や経験によって変化していくものであること

  普段どおり、否定的なことばは使わずに伝えましょう。また、周りに困っている人がいれば手助けをするのと同じように、自分の苦手なことやわからないこと、困ったことがあったときにはそれを周りに伝えればよいこともつけ加えましょう。

 具体的な診断名を伝える時に、同じ診断名の人は多くいてもひとりひとり性格や個性がちがうことや、診断がある人とない人とははっきり区別できるものではなく、診断がない人のなかにも同じような特徴をもつ人が多くいることも伝えるとよいでしょう。口頭説明だけでなく、メモを渡したり、絵や図を用いたりすると、理解しやすく記憶にも残りやすいかもしれません。

伝えないという選択肢も

診断名を伝えることが最善とは限りません

診断名は、医師によって異なる場合があるので診断名をあえて言わず、「あなたにはこういった特性があるんだよ」と特性のみを伝える選択肢もあるのです。

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上記の記事では、なぜ医師によって診断名が異なるのかにも少し触れています。

また、診断名は伝えたくなくても伝えないといけない場合もあるので覚えておきましょう。

診断書が必要な場合

18歳まで

  • 精神障害者保健福祉手帳の取得(全年齢対象)
  • 特別児童扶養手当の受給(市区町村ごとに変わる)
  • 通所受給者証の取得
  • 特別支援学級等への就学
  • 療育制度の利用時

18歳以上

  • 自立支援医療制度を利用するとき
  • 就労支援プログラムなどの福祉支援やサービスを受けるとき
  • 障害基礎年金の受給(20歳以上)
  • 就労支援(障害者枠での雇用を含む)
  • 休職する時

まだ診断を受けておらず診断書の取得について考えている人は一度、発達障害の専門医がいる医療機関をまずは受診してみましょう。

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最後に

この記事は

  • 発達障害をお持ちのお子様・その保護者様
  • これから医療機関・連携機関の利用をご検討中の方
  • 療育について勉強したい方

上記の方々へ向けて、お子様が社会に出るまでの一連の流れを分かりやすいよう、サイトマップにまとめています。

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mio

放課後等デイサービス職員のみおです。 年間150ヶ所以上子どもたちとお出かけする私が、実際に子ども達と遊んだ【福岡のお出かけスポット】を療育情報も交えながら紹介。現場ですぐ使える『SST等の療育プリント』や『AI活用術』なども発信しています。 もし記事を気に入っていただけたらサイトをブックマークもしくは、Instagramをフォローお願いします!

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